下痢の症状が軽い場合は、半日から一日食事を抜いて胃腸を休ませるのが有効です。
子犬の便がゆるい場合は多様な原因が考えられます。
⚫ 食事による消化不良やアレルギー 新しいフードに切り替えたり、フードやおやつを与 えすぎたりすると、愛犬が食べ物をうまく消化できずに下痢につながるケースがあります。
食物アレルギーの場合は、下痢のほか、おう吐や目や口の周辺が腫れたり赤くなったりするので、愛犬の様子を注意深く観察しましょう。
愛犬にアレルギーがあるかは、動物病院で調べることができます。
犬と暮らし始めたら、調べてみるのも良いでしょう。
⚫ ストレスによる神経性下痢 例としては、トリミング、ペットホテルや動物病院の利用、慣れない来客、引っ越し、花火や雷などの大きな音、季節の変わり目による気温差などが挙げられます。
⚫ ウイルスや細菌感染による下痢 ウイルス感染は混合ワクチンの接種で予防でき、万が一感染しても症状を軽減できるので、年に一度予防接種を受けて愛犬の健康を守りましょう。
⚫ 寄生虫感染による下痢 多頭飼いの場合は他の犬にも感染している可能性があるほか、人間に感染する場合もあるので異変を感じたらすぐ動物病院を受診することが重要です。
⚫ 病気による下痢 下痢だけでなく、元気の消失や食欲不振、おう吐、発熱などの症状も出ている場合は早めに動物病院を受診しましょう。
⚫ 誤飲や誤食による下痢 このような誤飲や誤食は命に関わる可能性があるため、一刻も早い受診が必要です。
※ 犬のうんちがゆるいとき、そのまま様子を見ているだけでは体調を悪化させてしまうだけでなく、最悪命に関わる恐れもあります。
心配な場合はためらわずにかかりつけ医や動物病院を受診し、適切に対処することが重要です。